新たな滑走路: アレクサ・モレノ
Athletes*
ハードなトレーニングだって厭わない。批判されても動じない。体操選手のアレクサ・モレノは、注目すべきメキシコ人アスリートの代表格。だが目標は、もっと高い場所にある。
体操世界選手権で、メダルを獲得したのが2018年のこと。当時24歳だったアレクサ・モレノは、メキシコの女性体操選手として初の快挙を成し遂げた。現在は次世代の女性アスリートが活躍できる舞台を整えながら、若者がスポーツを始めるきっかけ作りにも奮闘している。
アスリートとして、また女性として注目していることは?
アレクサ・モレノ:びっくりするような偉業を達成した女性を見ると、同じ女性としていつも刺激を受けます。女性スポーツ界に立ちはだかるたくさんの壁を知っているので、上を目指し続ける女性体操選手や、強い意志で存在感をアピールする人々を尊敬しています。
「最初に試した方法でうまくいかないなら、別の方法でトライしてみる。不可能だと決めつけないで」
– アレクサ・モレノ
キャリアを通じて達成したい夢や、思い描いている未来は?
アレクサ:世界にメキシコの名を広めることで、次世代の女性アスリートに新たな扉を開きたい。未来の体操選手たちが同じ障壁にぶつからなくてもいいように、良い前例を作っていきたい。私が目指しているのは、結果を残してさらに広い世界を目指すこと。次世代の女性アスリートのため、道を切り開く役目を光栄に感じています。私自身の目標を達成することで、みんながスポーツの夢を追い続けられるチャンスも増やせたらいいですね。
「世界にメキシコの名を広めることで、次世代のアスリートに新たな扉を開きたい」
– アレクサ・モレノ
若いメキシコの女性体操選手に伝えたいことは?
アレクサ:自国にきちんとロールモデルがいれば、外国ばかりを参考にする必要もありません。「私も若い女性アスリートの1人だから、ぜひお手本にしてね」と伝えたい。大事なのは、やり抜くこと。努力を続けている理由や、体操が好きになった理由をずっと忘れないでね。
「私も若い女性アスリートの1人だから、ぜひお手本にしてね」
– アレクサ・モレノ