最適なヨガウェアを選ぶには

購入ガイド

参加するヨガクラス、好みのファッション、ライフスタイルに合わせて、最適なヨガウェアを選ぼう。

最終更新日:2022年9月9日
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最適なヨガウェアを選ぶには

最近のヨガウェアの用途は、ヨガやワークアウトに限らない。 ヨガウェアは、アスレチックとレジャーを組み合わせたアスレジャーというカテゴリーに分類される。パフォーマンス、快適性、スタイルを軸に発展しているファッショントレンドだ。

スタジオのセッションで着るヨガウェアを探す場合もあれば、快適に街歩きを楽しめるおしゃれなウェアとして選ぶこともあるだろう。 いずれにしても、ファッションセンス、ライフスタイル、好みのヨガのタイプにぴったりマッチしたウェアを探すことが重要だ。

一般的なヨガのタイプ

これからヨガを始めるのなら、まずヨガにはさまざまなタイプがあることを知っておこう。それによって購入すべきウェアの種類が異なる。 たとえば約40℃といった暑い環境で、強度の高いビクラムヨガのクラスに参加するなら、速乾性の高い素材を選びたい。 高温ではない環境でリストラティブヨガのクラスに参加するなら、ゆったりとした先細りのテーパードパンツがふさわしいだろう。

どんなウェアを着ればいいか的確に判断できるよう、まずはよくあるヨガクラスの種別をいくつか紹介しよう。

  • ハタヨガ:ジムで開催されるヨガの中でも、人気の高いスタイルの一つ。呼吸に集中し、ポーズを一定時間ホールドし、自分の体に意識を向ける。 室温は高く設定しないため、他のヨガクラスほど汗はかかないだろう。
  • ヴィンヤサ:ダイナミックな「フロー」で、途切れることなく次々とポーズを続ける。ヴィンヤサのクラスは高温環境で開催される場合もある。 室温にかかわらず、強度が高めのクラスが多い。
  • ビクラムヨガ:ホットヨガの名でも知られる。クラスの室温はかなり高温に設定され、たいていは38℃以上の環境で開催される。 ホットヨガのクラスでは、呼吸と結びつけた26のポーズを連続で実践する。 ウェアがびっしょりになるほど汗をかくだろう。
  • アイアンガーヨガ:姿勢の改善に効果的。背骨の歪みを正すよう意識し、ゆっくりと系統立った方法で実践する。 一般的に、ポーズごとに1分程度ホールドする。 通常は高温ではない環境で開催される。

品質の高い混紡素材を選ぶ

クラスに参加する前に、クラスの室温を確認し、ポーズに適したウェアを用意しよう。 不適切なウェアを選ぶと、肌への摩擦、不十分な通気、不快感の原因になる。 ヨガでは、ポーズを一定時間ホールドしなければならない。このときにドローストリングをいじったり、ずり落ちたパンツを引っ張り上げたり、食い込んだウエストが気になるようでは集中を妨げてしまう。

ヨガに最適なウェアには、伸縮性が高く、極めてソフトで快適な素材が使用される。 体を伸ばしているときに調整する必要がないのが、優れたヨガウェアの条件だ。 ダウンドッグやフォワードランジでもスムーズに伸縮できる素材として、ポリエステル、スパンデックス、ナイロンの混紡素材が使われることが多い。

スパンデックス、コットン、ウール、バンブーといった素材を組み合わせた合成素材も適している。 合成素材は、耐久性を高め、環境にやさしく、体温の調整にも役立つ。

ヨガウェアに欠かせない機能

スタイルやカラーなどの好みを優先しがちだが、最適なヨガウェアを選ぶなら次のポイントをチェックしよう。
  • 湿気を逃す速乾性の高い素材。 Nike Dri-FITテクノロジーは、画期的なポリエステル素材。素材の表面に汗を逃がしてくれるため、長時間のハードなワークアウトにも快適に取り組める。
  • 体にぴったりフィットすること。 逆さまになったときにウェアがずり上がったり、頭にかぶさってきたりするのは避けたい。
  • サポート性と伸縮性スポーツブラは、伸縮性が十分で、しっかりサポートしてくれるものを選ぼう。 汗をかいたときは特に着脱しづらいため、伸縮しないブラは避けた方が無難だ。

ヨガパンツの選び方 (ウィメンズ/メンズ)

ふくらはぎや足首をつかむポーズがあるヨガでは、一般的にぴったりフィットするフルレングスのヨガパンツが適している。 3/4レングスのパンツは足首が露出するため、脚に汗をかくとすべってつかみにくくなる。

先細りのゆったりしたヨガパンツは、ヴィンヤサのような強度の高い動きよりも、呼吸や瞑想に意識を向けるヨガにぴったり。

ハイウエストのヨガパンツは腹部をしっかりカバーしてくれるため、一般的にさまざまな体形を引き立たせてくれる。 覚えておきたいのは、ヨガパンツがレギンスとは異なるという事実。 レギンスのデザインは心地よさを追求しているため、素材がコットンの場合もある。このコットン素材は汗を逃がさず吸収してしまい、ウェアが重くなるのでヨガには向いていない。

メンズのヨガパンツは、ゆったりとしたジョガーパンツのようなスタイルが多い。それでもウエストバンドがしっかりしているので、ずり落ちることなく自由に動ける。 コンプレッションパンツの上にショートパンツを重ねて履いたり、通気性の高いショートパンツ1枚で済ませる場合もある。

性別にかかわらず、パンツの試着では必ずしゃがんでみること。クラスの途中でパンツが裂けては困るだろう。 伸ばしたり屈んだりすると透ける素材もあるので、注意が必要だ。

ヨガショートパンツが適している場合

参加するヨガクラスのタイプによって、ショートパンツが適している場合とそうでない場合がある。 たとえば、ホットヨガのクラスでは脚にたくさん汗をかくため、ショートパンツではポーズが取りにくくなることがある。

クラスの室温が高温でなく、ショートパンツを履きたかったら履いてもいい。その際は快適に着用でき、前屈したときも十分に体をカバーしてくれる裏地付きのタイプを選ぼう。 メンズなら、ひざ丈まであるショートパンツがおすすめだ。三角倒立など、逆さまのポーズでも十分に体をカバーしてくれる。

短すぎたり、薄すぎたり、肌が透けたりするショートパンツは避けたい。

最適なヨガトップを選ぶ

ヨガでは体をねじったり、逆さまになったりすることが多い。スポーツブラは、必要とされるカバーレベルに応じて選ぼう。 汗をかきやすいクラスでは、トップにスポーツブラだけ着用する女性も珍しくない。 スポーツブラと一体化したタンクトップも、快適に着用できるオプションの一つだ。

体にぴったりフィットするタンクトップやシャツを好むヨガ愛好家も多い。 ゆったりしたシャツだと、かがんだり逆さまのポーズになったりしたときに、裾がずり上がって頭にかぶさってくることがあるからだ。 また腕が自由に動かせるという点では、タンクトップもおすすめだ。

首の後ろやウエストの脇にタグが付いたトップスは、タグが肌に触れてチクチクするので避けた方がよい。

ヨガギアを追加する

裸足でのヨガを好む人が多いが、マットの上で滑らないように滑り止めのグリップが付いたヨガソックスを履く人もいる。

裸足で滑るのを防ぐには、滑りにくい素材のマットを使うか、いつものマットの前の部分に軽量のヨガタオルを敷いてもよい。

クラスの最後は仰向けになり、シャバーサナ(屍のポーズ)で終わるのが一般的だ。 これはヨガクラス屈指の重要なポーズで、クールダウンの時間にもあたる。

特に室温が高いヨガクラスで汗をかいた場合は、長袖のトップスやヨガジャケットを着るのがおすすめだ。 クラスが終わって外に出たときも、重ね着をしていれば体が冷えるのを予防できる。

ライフスタイルにも体形にもぴったりのヨガウェアを選ぶ

自分に最適なウェアを選ぶ際の決め手となるのは、好みのスタイルと価格だろう。 ヨガウェアのブランドは、さまざまな体形やサイズに対応するアイテムをそろえている。 Nikeでは、ヨガウェアにもプラスサイズのアイテムを用意している。

毎日ワークアウトする人や、日常でもヨガウェアを着てくつろぎたい場合は、丈夫で頻繁に洗濯しても長持ちするものを選ぶといい。 ヨガパンツは、できれば乾燥機に入れず自然乾燥を心がけ、縮みや色落ちを防ごう。 また、洗濯にはお湯でなく水を使うこと。

ワークアウトでも街歩きでもさらりと快適に着られるよう、機能的で汗をすばやく逃がし、体にフィットするウェアを選ぼう。

公開日:2021年8月27日