インナーシャツとは?インナーシャツを着るべき理由とは?

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インナーシャツは、ワークアウトウェアの根幹となるアイテム。暖かくさらりとした快適な状態をキープし、あらゆるアクティビティに対応する。

最終更新日:2022年1月26日
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インナーシャツとは?

アクティブな人には、情熱の追求を後押ししてくれるウェアが必要だ。もっと具体的に言えば、天候が変化しても身体の動きをサポートしてくれるウェアが求められる。インナーをワークアウトウェアの根幹と考えよう。ここで知っておくべきさまざまなことについて紹介する。

インナーシャツとは?

インナーシャツは、人と環境の間で「第2の皮膚」として機能するアイテム。

ぴったりとフィットしながら通気性が高く、優れた速乾機能、断熱機能、体温調節機能を備えている。

ぴったりとした着心地が普通だ。思ったよりきつめに感じても、サイズを上げる必要はない。質の高いインナーであれば、柔軟に動けるようにデザインされている。身体を包み込むようにフィットするのに、あらゆる動きに対応し、制限なく自在に身体を動かすことができるのがインナーシャツの特長だ。

インナーシャツを着るべき5つの理由

  1. 1.気温の変化に対応する

    エクササイズすると、心拍数が上がり、運動する筋肉に血液が送られ、体温が上昇する。インナーを着ることで、体温と気温の変化に上手く対応することができる。

    例えば、高地でハイキングをしていると、周囲の気温が下がる一方で身体は暖かくなってくる。そんなときは、インナーで体熱を閉じ込めることができる。

    薄い層を重ねることで、暖かい空気をとらえて微気候(局所的な気候)を作り出し、寒い環境下でも暖かい状態をキープする。

    このようにウェアで体温調節をすることで、パフォーマンスに集中することができる。

  2. 2.汗を蒸発させるデザイン

    トレーニング用にデザインされていないインナーウェアを着ると、ウェアが汗で湿って重くなり、身体の動きが妨げられ、動作が遅くなってしまう。

    例えば、コットン素材のTシャツを何枚か重ねて着ると、汗や湿気を吸収し、身体に冷たい空気がたまるようになる。しかし、インナーは、速乾性に優れた生地で作られているのですぐに乾く。

    また、アメリカ疾病予防管理センターによると、水は空気の25倍の速さで身体から熱を奪うため、汗で湿ったウェアを着ると体温が急速に奪われる。非常に寒い天候下でこうした状態になると、低体温のリスクが高まる。

    Best Hiking』のインナー素材の比較実験によると、ポリエステルは重量の約0.4%しか水分を吸収しない。つまり、素早く乾き、汗を逃がす理想的なインナー素材となる。

  3. 3.太陽光から肌を保護する

    暑い気候下で涼しい状態をキープするには、できるだけ薄着になるのがベストだと思うかもしれない。しかし、重要なのは涼しい状態をキープしながら太陽光から肌を守るウェアを着ることだ。

    皮膚がん財団によると、ポリエステルのような合成生地は、太陽光に含まれる有害な紫外線からの防御機能に優れている。ポリエステルには30+の紫外線保護指数(UPF)があり、紫外線を97%ブロックしてくれる。また、肌に日焼け止めを塗ることで、日焼けや紫外線による害から肌を保護することができる。

    主に太陽光からの保護を重視しているのであれば、暗い色か鮮やかな色のインナーを選ぶといい。皮膚がん財団によると、こうした色は紫外線を効果的にブロックする。

  4. 4.携帯しやすい

    インナーは軽く薄いため、移動の伴うアクティビティをする際でも簡単に持ち運べる。

    例えば、ハイキング中に、インナーシャツはさっと脱いでバッグに収納できる。また、万が一に備えて、予備のインナーを携帯しても、あまりかさばらない。

  5. 5.着心地がいい

    インナーは、柔軟に身体を包み込みむようにデザインされている。肌にぴったりとまとわりつくのに、着ていることさえ忘れてしまう。

    フラットロックシームでアクティビティ中の摩擦を防止し、第2の肌のような感触を生み出す。軽く柔らかい素材が他のウェアの下で快適にフィットし、ずり上がったり、かゆくなったりすることもない。

インナーシャツとは?

優れたインナーシャツは、湿気を吸収せずに発散させて、すぐに乾く生地で出来ている。ナイキ プロ インナーは、速乾性に優れた軽量デザインで、1枚でも、他の層の下に重ねても着用できる快適なアイテムだ。

インナーシャツの着方

  1. 1.まず1層目から

    重ね着をする際の1層目が、インナーだ。長袖、半袖、袖なし。どんなアクティビティをするか、またどんなウェアを重ねるかに応じて袖の長さを決めよう。

    例えば、寒い天候下では、長袖インナーの上に保温性のあるウェアを重ねることで、よりしっかりと熱を閉じ込めて寒さから身を守ることができる。

    暖かい気候では、袖なしのトップスを1枚だけ着ることで、汗を逃がし、涼しい状態が持続する。

  2. 2.中間層で微気候を作り出す

    中間に着るウェアは、インナーとの間で熱をとらえる役割を果たす。これにより、前述の微気候が生まれる。

    暖かいのに通気性に優れた素材や、断熱生地を使った柔らかいウェアを選んで、暖かさをキープしよう。メリノウールは、比較的軽いのに暖かいため、優れた中間層として機能する。体温が上がったら簡単にバッグに収納できるのも便利だ。

    十分な断熱性を備えた理想的な中間層には、フリースジャケット、メリノウールセーター、多少厚みのあるパンツなどが挙げられる。

  3. 3.仕上げは外層

    非常に寒い気候下で熱を遮断し、雨、風、雪、砂嵐など、環境の影響から身を守るためには、一番最後に外層を重ねよう。

    シェルとも言われるこの層が、熱を中に閉じ込め、外側のあらゆる要素を遮断する。外層は天候に応じて選ぼう。

    さまざまな天気のパターンに特化した機能を備えている。例えば、GORE-TEXテクノロジーを搭載した防水ジャケットは、雨が降っているときに最適な外層となる。風が強いときは、繊維を密に織って糸と糸の間の隙間を狭めた防風ジャケットを着るといい。こうしたジャケットを着ることで、中に入る風を遮断できる。

インナーについてよくある質問

インナーと保温性下着の違いは?
「インナー」と「保温性下着」という用語は意味を区別せずに使われることもあるが、似てはいるもののそれぞれの機能が異なる。

保温性下着は、寒い天候下で暖かい状態をキープするようにデザインされているが、速乾性はなく、そのために熱が逃げにくい。そのため、肌に最も近い層として着るのは最適ではない。軽いもの、中程度のもの、重いものなど、天候に応じて推奨される重さが異なる。

一方、インナーは状況に応じて異なる機能を発揮する。インナーは、保温層など、他の層の下に着ることで暖かい空気をとらえるが、単独で着ると空気を通す。

つまり、インナーはさらりとした状態を、保温性下着は暖かい状態をキープするアイテムとなる。

ソックスはインナーの上に履く?それとも下に履く?

天気に応じて、上と下、どちらに重ねて履いてもいい。速乾性とクッション性を備えたソックスを最初に履き、その上にスマートウールメリノウールのソックスを重ね履きすることで、保温性を高めることができる。暖かい天候下では、インナーの下にソックスを履いて、ソックスを快適な位置に固定してもいい。

公開日:2021年9月13日