アスリートのレシピ:タチアナ・マクファデンがロシア風ラップに挑戦
Coaching
シェフのキア・デイモンがすぐに作れる簡単な料理を考案。サンクトペテルブルク生まれ、米国育ちのトラック競技のスター選手がこれまでの歩みを語る。
ビデオシリーズ「アスリートのレシピ」では、プロのシェフとアスリートが超おすすめの料理をご紹介。
タチアナ・マクファデンは、トラックの中でも外でもスピードを緩めることはない。パラアスリートの「競技する権利」を求めて訴訟を起こしたのは、彼女がわずか15歳のときだった。マラソンでは5年連続優勝という偉業を成し遂げ、4年に一度のスポーツの祭典での金メダルも素晴らしい勢いで獲得している。とはいえ、彼女が料理する時間は限られている。だからシェフのキア・デイモンは、生まれ故郷のロシアの味に思いを馳せる彼女のために、手早く簡単に作れるホースラディッシュの風味がきいた料理を作ろうと考えた。今回の「アスリートのレシピ」のエピソードでは、タチアナに故郷を思い出してもらおうと、キアがロシア風ラップを手早く作る。簡単に作れるから、彼女の生い立ちについて話を聞く時間もたっぷり。そこで明かされるのは、アイスクリームのスープや、彼女のようにスポーツが得意な妹にまつわるストーリー、そしてティーンエイジャーがいかに世界を変えられるか(最高!)。ビデオは上で、レシピは下で確認できる。さあ、料理にとりかかろう。
ロシア風ラップ 材料(4人分)
- リキッドアミノ 1カップ
- 16 オンスの堅めの豆腐 1パック(角切り)
- さつまいも 2本(小さめの角切り)
- オリーブオイル ½カップ
- 塩
- 黒胡椒(挽きたてのもの)
- タヒニ ¼カップ
- はちみつ 大さじ2
- ホースラディッシュ 小さじ1½(すりおろしたもの)
- 辛めのマスタード 小さじ1
- ガーリックパウダー 小さじ½
- レモンの皮 大さじ1(すりおろしたもの)
- レモン果汁 小さじ2
- 植物油 大さじ3
- グルテンフリーのラップ 4枚
- 葉物野菜 2カップ
- せん切りキャベツ 1カップ
- 薄切りのきゅうり ½カップ
調理器具
- 包丁
- まな板
- ボウル
- ベーキングシート
- クッキングシート(オーブン用)
- 泡立て器
- ソテーパン(深めのフライパン)
作り方
オーブンを375°Fに予熱しておく。中サイズのボウルにリキッドアミノと水1カップを入れて混ぜ合わせ、豆腐を加えて20分間マリネする。
その間、大きめのボウルにさつまいもを入れてオリーブオイルであえ、塩と胡椒で味つけする。クッキングシートの上にベーキングシートを敷いてさつまいもを広げ、30分間オーブンで焼く。
小さめのボウルに、タヒニ、はちみつ、ホースラディッシュ、マスタード、ガーリックパウダー、レモンの皮と果汁を入れ、水大さじ1を加えて、泡立て器から垂れ落ちるくらいのクリーム状になるまで十分に混ぜる(必要であれば水を加える)。
ソテーパンに植物油を入れ、強めの中火で熱する。マリネしておいた豆腐を加えて各面5分間程度焼く。豆腐が茶色になり表面がキャラメル状になる。
さつまいもが焼きあがったら、ラップの上に広げて載せる。葉物野菜、キャベツ、きゅうり、豆腐、さつまいもを重ね、タヒニとホースラディッシュのドレッシングを振りかける。ブリトーのように、ラップの左右を折り込んで、下から具を包みながらしっかりと巻いていく。または、2つ折りにして大きなタコスのようにして食べてもよい。